就職や転職で失敗しないために!離職率の高い職場の特徴とは?

あなたは、転職や就職する時などで仕事を選ぶとき慎重になりますよね。

転職活動や就職活動は企業の情報を集めたり、面接や説明会に行くのにもお金がかかり時間も労力も必要です。

 

だからこそ、せっかく転職するのであれば、なるべく長く勤めてキャリアを構築したい。

ただ、そうはいっても『あなたにあった仕事』を探すのって大変。

 

だから、逆に『あなたに合わない会社の特徴』について考えてみてはどうですか。

そこで今回は、『離職率の高い職場の特徴』をまとめたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

離職率とは?

「離職率」。

そもそも「離職率」とはなんなのでしょうか?

定義があやふやだと、これからの説明が正しく伝わらない可能性があります。

そこで、まずは離職率の定義から解説します。

 

離職率とは、会社の1年間で採用した数に対し、退職(離職)していった人の割合を表す数値です。

ある2つの会社を例に見てみましょう。

  • A社 入社数 100人 退職者数 50人
  • B社 入社数 50人 退職者数 30人

 

このような場合、離職率が高いのはどちらになるでしょうか?

正解はB社です。

 

A社の場合は就職した人2人あたり1人が退職しているのに比べ、B社はおよそ1.5人に1人が退職しているのです。

つまり、離職率が高い職場=働く人にとって居心地の悪い職場となるのです。

 

ではなぜ会社によって、離職率に差がでるのでしょうか?

 

離職率が高い職場の特徴とは?

離職率が多い職場の特徴は下記の通りです。

 

WebサイトやSNSで発言されている方の多くは、

  • 会社の体制が悪い
  • 上司との相性が悪い
  • 給与が実際に貰える額面より低かった
  • サービス残業が多く労働時間が長い

など、職場環境が理由で退職していることがわかりました。

 

つまり、仕事内容そのものよりも環境によって退職しているということになりますね。

確かに、仕事ばかりに自分の人生の時間が奪われるのは、多くの人が望まないことですよね。

 

それよりも、『もっと自分の好きなことや趣味に時間を割きたい』とプライベートの時間の充実を考えている人の方が多いのではないでしょうか。

 

また、成長を感じることが出来ない職場に居続けても、自己達成感が満たされることないため、退職する人が多いという特徴もあります。

 

では、どういう会社が離職率が高いのでしょうか。

次はその見つけ方について解説しています。

 

離職率が高い会社の見分け方

離職率が高い会社の見分け方についてご紹介します。

結論から伝えると、

  • 給与が低い
  • 上司の発言に一貫性がない
  • 労働環境が過酷である

という点で判断ができます。

 

では、詳しく解説したいと思います。

 

給与が低い

多くの人は生活を豊かにするために働いています。

しかし、労働の対価として得ている給与が相場より低いと、人生に満足感を得ることができないため、転職や退職に繋がることがあります。

 

ですので、就職・転職しようとしている会社の給与が相場と比較して低いのであれば、それは離職率が高い可能性がある会社といえるでしょう。

 

上司の発言に一貫性がない

入りたての人でも、ベテラン社員でも、上司の人柄や仕事のやり方に合わないと自分の仕事がやりづらくなります。

 

例えば、昨日言っていることと今日言っている内容が違っている、などです。

仕事の方向性は大まかには会社が決めています。

しかし、業務の進め方や時間の段取りなどは上司が割り振りをしていることが多いですよね。

 

そんな上司の発言によって振り回されることが続くと、疲弊してしまいます。

ですので、上司の発言の一貫性があるかどうかというのも、離職率が高い企業かどうかの判断基準となるでしょう。

 

労働環境が過酷である

長時間労働が常習化していたり、休日出勤も多い職場だと、身体を休ませる時間がなく肉体を酷使し続けると疲労の蓄積や精神的にも苦痛を感じてしまいます。

 

肉体の限界を感じる前に転職しようと考える人が多く、結果離職率が高い会社の特徴のひとつとなります。

 

入社する前に離職率が高い会社かどうか判断する方法

ここまでは、実際に働いてわかる離職率の高い会社の特徴をご紹介してきました。

 

次に紹介する内容は、就職する前に一度は目にする求人票と、あまり聞きなれない方もいるかもしれない四季報からわかる離職率の状態についてご紹介します。

 

求人票で確認しておくポイント

ハローワークや求人サイトに記載されている、求人票の多くは掲載する際転職サイトの会社にお金を払っているケースがほとんどです。

 

通年を通して掲載されていたりする場合は、年中人が足りていない事が多いということを意味しています。

つまり、雇用したとしても人が簡単に辞めるということですね。

 

また、求人内容に業務内容についての記載が極端に少ない場合や、「アットホームな職場です」と職場環境ばかり書いてあって、仕事の内容が不透明な場合も注意が必要です。

 

給与についても基本給などが極端に低く設定されていたり、昇給制度の記載が少ない場合も離職率が高い傾向があります。

 

四季報から情報を仕入れる

就職活動をされる際、面接の時に備えて会社の経営状態などを把握しておくため、四季報を見る方がいらっしゃるかと思いますが、実は転職の際にも有効です。

 

東洋経済新報社が発行している四季報には、企業情報の中でも最近の企業の動向や企業業績などが記載されている為、経営自体が安定しているかも確認する事ができますよね。

 

実は四季報の内容の一部に離職率も記載されています。

 

業界ごとに離職率は変わってきますが、業界の離職率に対して自分の気になっている企業の離職率を確認することで、業界の中でも離職率の高い企業か予め確認する事ができます。

 

厚生労働省では、業界ごとの離職率を統計したものを報告しており、誰でも閲覧する事ができます。

 

例えば2018年の宿泊業・飲食サービス業を調べてみると、離職率が3人に1人は退職しているというデータがありました。

この結果から、もし検討中の企業が宿泊・飲食・サービス業に含まれているのであれば、1つの目安として使えるのではないでしょうか。

 

新卒の方であれば、同じく厚生労働省で新卒者向けに、業界ごとの離職率が掲載されているデータもあるので予め目を通しておくと良いかと思います。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

就職活動や転職活動をされる方は、なるべく長く働きたいですし、自分にあった会社を選びたいですよね。

 

統計上の離職率については大変参考になりますが、それと同じくらい自分にあっていて長く勤められるかも大切になります。

 

企業分析や、実際に足を運んで情報を得ることが、自分にあった離職率が低い職場に就職ができる近道になります。

是非参考にしてみてください。

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