みなさんは、起業して成功する人と聞いてどんな人物を思い浮かべますか?
きっと大半の人が想像するのは、世間がびっくりするようなアイデアを持ってる人や、高い技術力・営業力を持っている人、といった特別なスキルを持つ限られた人だけだと考えているのではないでしょうか。
しかし、実際に起業して成功している人のほとんどはアイデアだけで成功を収めていません。
なぜなら本当に大切なことは、頭の中だけで完結するようなアイデアだけでなく、「行動する」ことが最も重要だからです。
今回は、起業を考えている人に向けてアイデアが無くとも、成功に繋がる行動の重要性について、理由と具体的な例を合わせてご紹介していきます。
行動>アイデアな理由
まずはこちらについて解説していきます。
良くビジネス書や自己啓発本には「行動が早い人が仕事ができる」や「結果を出したいならまず行動」といった言葉が並んでいます。
実は起業する時にもこの言葉が当てはまります。
それはなぜか?
答えはすごくシンプルで、行動をすれば結果がついてくるからです。
アイデアだけを持ち、起業するという行動に移せない人の多くはやはり『失敗したらどうしよう』という不安を持っています。
例をあげてみると、起業するとなると、会社を設立し社員を多く採用し、仕事を作り、売上も黒字でなければならない。
最初から経理や人事・営業などの部門をつくり、給与を多く支払う必要がある。
このような先入観を持っているため、「経営破綻したら借金を背負ってしまう」などのマイナスな思考が生まれ、結果何もできずに終わってしまう。
このように不安があるのはわかりますが、やはり行動しないのは本当にもったいないことです。
だからこそ、行動することの重要性に気づき、なおかつ行動できた人が成功を勝ち取ります。
アイデアだけでは何も生まれない
冒頭にも書いていますが、アイデアだけでは「価値」を生み出すことはありません。
仮にあなたが便利なツールや「どこでもドア」のような発明品を思い描いたとします。
しかし、想像しただけで終わってしまい、「お金が足りないし、、、」「私の技術力では実現できない、、、」とアイデアを形にすることがなく、何のアクションも起こさないと絵に書いた餅となり、結果時間ばかりが過ぎてしまいます。
行動に移さないデメリットとして、この「時間ばかりが過ぎてしまう」ことがなにより恐ろしいことです。
世界には何十億人という人間が暮らしています。
仮にその中に、あなたと同じような素晴らしいアイデアを持っている人がいるとして、その人が少しでも行動に移すのが早かったら。
あなたは僅差で勝負に勝てなくなります。
世の中のビジネスの世界にはこのようなことが数多くあります。何よりもスピードが求められる世界だからです。
スポーツの世界でも同じことが言えます。
どれだけイチロー選手が2000本安打を打とうと思い描いていたとして、ベンチに座っているだけで打席に立たなければ何の意味もありません。
時には三振してしまうこともあるでしょう。
フライを打ってアウトに取られることもあるかもしれません。
しかし、打席に立ち1本のヒットから2000本安打という目標の第1歩が始まるのです。
それでも野球の世界では3割打てば良い選手だと評価されます。
ビジネスの世界ではどうでしょうか?
1本のヒットが生まれれば、成功する可能性がある世界なのです。
怖がらずに、自分のできることから始めてみることをおすすめします。
まずは小さいビジネスから始めよう!
それでは、1本のヒットのような階段を1段ずつ上がる、具体的な行動についてご紹介していきます。
副業から始めてみる
副業とは、会社員をやる傍ら別の場所でお金を稼ぐ方法です。
実は、副業というのはビジネスを始める足がかりとしてとても有効な手段です。
理由は、仮に失敗しても損失が少ないからです。
多くの人はリスクを考えて1歩踏み出すことができません。
そこで、場所も少ないスペースで済み、自分で商品を仕入れて販売する「セドリ」と呼ばれる副業があります。
実は「ZOZO」を立ち上げた前澤氏も最初のビジネスはセドリでした。
始めてみて、消費者のニーズや世間の動きを察知し柔軟にビジネスを変えた結果、ファッション業界で日本を代表する企業まで成長しました。
副業の良いところは、少しでも結果が出ると収益としてお小遣い程度に稼ぐことができる点です。
失敗しても損失は少ないですし、うまくいけば利益を手に入れることができる。
起業を考えている人が行動しやすいスモールビジネスです。
趣味から始めてみる
次に趣味から始めてみる、という行動です。
例えば、飲食店として起業を考えている人がいるとします。
起業するのに必要な準備として、食材の仕入れルート・店舗を借りる家賃・従業員の採用、、、と多くのことを考えがちですが、趣味として始める場合は必要ありません。
なぜなら、自宅でスタートすることができるからです。
例として、ラーメン屋さんとして起業したい場合を考えてみます。
あなたがやることは、近所にあるスーパーから食材を購入し、一杯のラーメンを作ることです。
失敗しても痛手になりませんし、渾身の品ができたら友人に振舞うのも良いでしょう。
そうやって、徐々に準備を行うことで起業するという行動に繋がっていきます。
まとめ
いかがでしたか?
今回は起業するなら行動が大事!というテーマを元にご紹介しました。
上記で紹介した以外にも、まずは情報収集として本を読んだり、SNSで発信してみるなど今すぐにでも実践できることがあります。
あなたの頭にある素敵なアイデアを形にすべく、小さなことから行動してみてはいかがでしょうか。
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