知らないと恥ずかしい!集客とマーケティングの違いを徹底解説!

知らないと恥ずかしい!集客とマーケティングの違いを徹底解説!

もし、新商品の開発や、新しいプロジェクトを展開する、などといった仕事を任された場合、必ず考えなければならないのが「集客」および「マーケティング」です。

 

しかし、この2つの言葉の意味をあなたはよく理解し、きちんと使い分けていますか。なんとなく同じような意味合いで考えてはいないですか。

ここでは集客とマーケティングの違いについて説明していきます。

 

集客とマーケティングは使用する範囲が違う

人によっては、なんとなく混同して使いがちな「集客」と「「マーケティング」ですが、両者は明らかに意味が異なります。

この意味の違いをよく理解するために必要なことは、「集客」という言葉を使う範囲と「マーケティング」という言葉を使う範囲がそもそも違うということです。

 

言葉を使う範囲が違うわけですから意味も異なって当然です。

では、具体的に見ていきましょう。

 

「集客」は商品が出来上がった後、または出来たと仮定した後に使う言葉

普通「集客」といえば、文字通り「お客さんを集める」という意味で使うと思います。

 

もっといえば、ただ集めるのではなく「一人でもより多くのお客さんを集める」といった意識も含まれると思います。

もちろん、これはこれで間違いではありません。

 

ただ、大切なことは「集客」という言葉は商品が出来上がった後、または望む商品が出来たと仮定した後に用いるということです。

 

例えば、新しいコンセプトの缶コーヒーを開発しようとします。

 

「お客さんを集める」ということを考えるのは、当然ながらその缶コーヒーが出来上がった後か、または、コンセプトが決まり、そのコンセプト通りの缶コーヒーが出来たという仮定の後だと思います。

 

まだどういう缶コーヒーになるのかもわからないのに、集客のことは考えないと思います。

すでに缶コーヒーがしっかり準備できているからこそ、この缶コーヒーを売るためにどうやってお客さんを集めようかということを考えられるわけです。

 

また、この缶コーヒーというのは、イベントやサービスに置き換えることもできます。

イベントやサービスだって、きちんと実施内容を決められなければ集客のことなんて考えられませんよね。

 

このように、「集客」という言葉は、商品やサービスが出来上がった後、または、出来たと仮定した後の状況で用いる言葉です。

 

「マーケティング」は商品が出来上がった後のみならず、商品をつくる前の段階でも使える

一方、「マーケティング」という言葉は、商品が出来た後のことでも、商品をつくる前の段階においても使用できます。

 

また缶コーヒーを例にとりますが、何か新しいコンセプトの缶コーヒーを開発しようと思った場合、ただ目新しさがあるとか、そのぐらいのアイデアでいきなり商品化するのはダメですよね。

 

アイデアはもちろん大事ですが、そのアイデアから浮かんだ缶コーヒーに本当にニーズがありそうなのか、しっかり調査しないといけません。

 

そして、ニーズがありそうだという場合でも、さらに、

  • どのくらいの年齢層に訴えるのがいいのか
  • 価格設定はどのくらいがいいのか
  • 宣伝する媒体は何を利用するのか
  • パッケージ等のデザインはどうするのか

などなど、缶コーヒーをより多く売るための方法を模索しなければなりません。

 

もちろん、その方法は1つとは限りません。

いくつかの方法を考え、そこから最適なものを選ぶ必要があります。

こういった一連の作業が「マーケティング」です。

 

また、缶コーヒー発売後でも、その動向を追い、お客様の声に耳を傾け、必要ならば改良を加えていく。

これもマーケティングです。

 

このように、商品が出来る前・出来た後に関わらず、より商品を売るための方法を調査し考える時に使うのが「マーケティング」という言葉です。

ですから「集客」よりも広い範囲で使用できる言葉です。

 

「集客」は「マーケティング」に内包される

ここまで見てくると気づく方もいると思いますが、「集客」という言葉が意味するものは「マーケティング」に内包されています。

 

要するに、商品が出来た後、どうやって宣伝し、売っていくのかを考えることは「集客」ですが、広い意味ではこれもマーケティングと言えます。

 

一方、商品が出来た後に、その動向を調査することはマーケティングではありますが、集客ではありません。

そして、おそらくこのことが、集客とマーケティングをあいまいにしている要因の一つではないかと思います。

 

例えば、一度世に出した商品の売れ行きが悪くなったので、価格を下げるとします。

その場合、値下げ額は、市場の動向などのデータを分析した上で判断すると思います。

 

この時、値下げ行為は集客でもありマーケティングでもありますが、データの分析は厳密には集客ではなくマーケティングです。

 

ただ、実際は分析と値下げは連続して行われるので、分析自体も含めて集客行為と捉えがちになると思います。

細かいかもしれませんが、集客やマーケティングというワードを使う場合は、状況をよく考えた上で使うようにすることをおすすめします。

 

言葉の定義は非常に重要です。

明確な言葉はあなたの行動をより具体的で効果的なものにするでしょう。

 

ぜひ意識して欲しいと思います。

 

最後に

知らないと恥ずかしい!集客とマーケティングの違いを徹底解説!

今回は集客とマーケティングの違いについて、初心者目線で解説してみました。

今回のブログのまとめ
  • 集客とは商品がある前提での言葉
  • マーケティングには商品の有無は関係ない
  • マーケティングとはより商品を販売するための考え方や調査のこと
  • 集客とはマーケティングの一部である
  • 言葉の定義を明確にすることは重要である

 

もし、あなたがよりマーケティングについて詳しく知りたいと考えているなら、こちらの記事もあわせて読むことをおすすめします。

【初心者必見】マーケティングの基本5W1Hとは?実用例も紹介!

【マーケティング初心者用】4P分析とその使い方をわかりやすく解説!

 

ぜひ、あなたの人生に役立てて欲しいと思います。

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