マーケティングの手法の1つであるSTP分析で使われるセグメンテーション。
そのセグメンテーションは一般的に4つの指標で細分化していくというのがあります。
それは、
- 地理的変数(ジオグラフィック)
- 人口統計分布(デモグラフィック)
- 心理的変数(サイコグラフィック)
- 行動変数
と呼ばれる4つの指標です。
ですが、マーケティング初心者の人にとってはどのようなものかわかりにくいという事実もありますよね。
そこで、今回は『セグメンテーションにおける4つの指標』について解説したいと思います。
ぜひ最後まで読んであなたのマーケティングライフに活かして欲しいと思います。
セグメンテーションにおける細分化基準となる4つの指標とは?
では、先程紹介しました一般的な4つの細分化基準について詳しく解説していきます。
セグメンテーションには必須の内容ですので、ぜひこの機会に覚えることをおすすめします。
地理的変数(ジオグラフィック)
地理的要因をもとに細分化していく方法になります。
- 国
- 市町村
- 気候
- 文化
- 宗教
などがその対象となります。
参考資料としては、『地図』や『国の調査結果』等を基準に判断する手法になります。
例えば、空調設備の市場を細分化使用とすると、気温や気候のデータを引用して判断します。
他には、イスラム圏では飲酒が法律により禁止されていたりすので、そういう宗教的要因によるデータも判断基準として引用します。
人口統計分布(デモグラフィック)
この指標は人口に基づいて細分化していく方法になります。
- 年齢
- 性別
- 家族構成
- 学歴
- 職歴
などの顧客がどのように今後生きたとしても変化しない情報を基準に細分化していく手法になります。
こちらは、統計調査などの数字を引用し判断していきます。
例えば、テレビの視聴率はあなたもイメージしやすいのではないでしょうか。
テレビの視聴率は『M1』と『F1』で細分化したりします。
この『M1』とは性別のことを意味し、『F1』とは年代のことを意味します。
ですが、最近はSNSの普及により、『性別 x 年代』だけでは効果的ではありません。
より細かく細分化する必用があります。
『性別 x 年代 x 既婚/未婚』などより細分化をする必用があるので注意が必用です。
心理的変数(サイコグラフィック)
顧客の心理や感性に基づいて細分化していく方法になります。
例えば、顧客の
- 価値観
- 趣向
- 性格
- ライフスタイル
- 購入動機
等の心理的要因に基づき判断する指標になります。
アンケートやヒアリングのデータを引用して判断します。
先程の人口統計分布と同様に顧客の多様化のため、より細かく分類される傾向が強くなっています。
ビヘイビアル(行動変数)
こちらは個人の行動を軸に判断します。
例えば、顧客の
- 購入曜日
- 購入時間
- 購入頻度
- 購入のタイミング
- 購入経路
- 使用用途
等の行動的要因に基づき判断する指標になります。
基本的には、顧客の行動追跡データなどを引用して判断します。
雑誌1つとっても、
- 定期購読する顧客
- 月数回購入する顧客
- 雑誌の内容に応じて購入する顧客
など違ってきます。
また、その雑誌の購入経路は、
- 書店
- コンビニ
- 売店
- ネット
などどのような経路で購入するのか購入経路によって細分化することもあります。
最後に
今回はセグメンテーションの細分化の方法について解説してみました。
マーケティングには欠かせないSTP分析。
その一部であるセグメンテーションは、マーケティングを使いこなすためには必須の内容となっております。
このように頭で覚えるだけではなく、ぜひ実践してあなたの仕事に活かして欲しいと思います。
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この記事があなたのビジネスライフに役立つことができれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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