マーケティングの勉強を進めていくと色々な言葉にあたりますよね。
例えば、
- 3C分析
- 1:5の法則
- ターゲットセグメント
- 4C分析
など、ここには書ききれないほどたくさんの言葉が出てきますよね。
もちろん、私もこれらの言葉は始めは全くわかりませんでした。
そこで、今回はマーケティングをこれから学んでいこうと考えている初心者のために、『4C』について解説してみたいと思います。
初心者向けに書いているので、是非最後まで読んで参考にしてみてくださいね。
マーケティングの基本である4C分析とは？
まず、この4C分析のCは一体何を表しているかまとめてみます。
- Customer value（顧客価値）
- Cost（コスト）
- Convenience（利便性）
- Communication（コミュニケーション）
これらの4つのCがマーケティングでいう『4C』になります。
そして、この4つのCを使って分析することを『4C分析』と言います。
前回紹介した4P分析とは違いますよね。
- Product（プロダクト：製品・商品のこと）
- Price（プライス：価格のこと）
- Place（プレイス：流通のこと）
- Promotion（プロモーション：販売促進のこと）
では、4C分析とは具体的にどのような考え方になるのでしょうか。
マーケティングにおける4C分析の基本的な考え方は顧客視点
4C分析を説明するときにわかりやすいのが4P分析との比較です。
先程、4P分析を箇条書きで紹介しましたが、全て『商品を製造する側の視点』になっているのに気がついたでしょうか。
それと比較して4C分析は全て『顧客や消費者からの視点』になっていますよね。
つまり、4C分析と4P分析は言葉は似ていますが『供給側の論理（プロダクトアウト）』なのか『顧客側の視点（マーケットイン）』なのか、真逆の視点から分析する方法になります。
ちなみに、このプロダクトアウトとマーケットインという言葉もマーケティングではよく使うので一緒に覚えておきましょう。
プロダクトアウトとマーケットイン
念の為プロダクトと英語の単語の意味について先に解説しますね。
プロダクトとは英語でProductと書きます。
そして、その意味は以下の通りです。
工業製品とか製品という意味ですね。
そして、アウトはOutと書きます。
その意味は、以下の通りになります。
外に出す（世に送り出す）という意味になります。
これをまとめると、マーケティングにおけるプロダクトアウトとは『企業が作りたいもの、または作れるものを基準に商品を開発すること』を意味しています。
では、その反対のマーケットインの説明をしたいと思います。
マーケットとは英語でmarketと書きます。
この意味は以下の通りです。
意味は、市場（しじょう）というのが1番適していると思います。
では、イン（in）の意味がこちらになります。
マーケティングにおけるマーケットインとは『市場＝顧客のニーズに沿って商品を開発すること』を意味しています。
このように書くと、『市場のニーズに沿って商品を開発する方が優れているのでは？』と考えてる人もいますが、実はそうでもないのです。
プロダクトアウトからでしか革新的な商品は生まれない
確かに顧客視点による商品の開発は素晴らしいです。
ですが、これはあくまでも現在ある要望の延長線になることが多く、時代を変化させる商品を生み出すことは出来ないと言われています。
確かに、アップルの『iPhone』等はユーザー視点で商品開発をしていれば、生まれることはなかった商品の代表だと考えられます。
ですので、『顧客視点ではない＝悪』ではなく、アプローチ方法の違いだと認識して頂ければと思います。
つまり、どちらが優れているというわけではなく、
- プロダクトアウト・・・顧客の潜在的なニーズに対応するもの
- マーケットイン・・・顧客の顕在化したニーズに対応するもの
と考えるとよりわかりやすいと思います。
では、具体的に4Cの意味を解説したいと思います。
4C分析の意味とは？
Customer Value（顧客価値）とは顧客が認める価値とは何か
4C分析とは全て顧客視点であるということは先程説明したと思います。
その1つであるCustomer Valueとは顧客が認める価値のことを指し、様々な価値のことを意味します。
例えば、
- 製品に対する価値
- アフターサービスの価値
- 商品を受取ることによっての気分的な価値
- 優越感等を感じることができる価値
など、1つの価値というもはなく、顧客によってその価値は変わってきます。
ですので、あなた自身が意図しない価値を顧客が感じる可能性があるということが言えます。
Cost（コスト）とは顧客にとっての負担はどうか
4P分析のCostが企業側から見たCostなのに対して、4C分析のCostは顧客にとっての負担であるCostを意味します。
顧客が商品を購入する、サービスを受けるためには『どれぐらいのCost（費用）負担が必用か』という視点で考えます。
また、このCostには費用だけでなく以下の内容もCostに含まれます。
- 商品やサービスを手に入れるために時間
- 手続き的な負担
- 心理的な負担
ですので、常に顧客視点を意識しながら、上記の観点からのCostを設定することをおすすめします。
Convinience（利便性）とはいかに簡単にアクセスしやすいか
4C分析のConvinience（利便性）とは、顧客がいかに簡単にその商品にアクセスしやすいかという視点で考えます。
例えば、その商品の情報のアクセスのしやすさであったり、製品への直接的なアクセスのしやすさを重点的に考えます。
- どこの店で手に入れることができるのか
- その店の営業時間は何時なのか
- 24時間取得することが可能なのか
- その場所はどこにあるのか
などを考える必用があります。
Communication（コミュニケーション）とは企業側のメッセージが正確に届いているか
Communication（コミュニケーション）とは、
- 企業側のメッセージが正しく届いているか
- 顧客側のメッセージが企業に届いているか
- 顧客側は商品やサービスの魅力を受け取りやすいか
ということを意味しています。
コミュニケーションとは、一方方向ではなく、顧客側、企業側の双方の円滑さが不可欠になります。
そのための改善方法としては、ネットでは、
- Webサイトのデザインを変更する
- Webサイトの文章を変更する
という方法を取る事ができます。
また、対面の場合は営業マンの能力を向上させ顧客により伝わりやすいように工夫するという方法があります。
まとめ
今回は4C分析について解説しました。
4P分析が企業視点なのに対して4C分析は顧客視点になります。
4C分析は顧客視点を重視しているため、『すべての問題を解決する方法なのでは？』と考えてしまいがちです。
ですが、ビジネスにおいては顧客視点だけでは成り立ちません。
お金のこと、人材のこと、今後の経営のことも同時に考える必用があります。
ですので、4P分析と両方の視点を持ってあなたのビジネスや商品を見ることが大切になります。
もし、あなたが4P分析についていまいち理解していないのであれば、こちらの記事も合わせて読むことをおすすめします。
⇒【マーケティング初心者用】4P分析とその使い方をわかりやすく解説！
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是非仕事で活躍するためにまずは知識を手に入れてくださいね。
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最後まで読んでいただきありがとうございました。
このブログがあなたの人生のお役に少しでも立つことができれば幸いです。
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